2019/09/30
棟方志功(ゆ
致知 2013年5月号 p.35
棟方志功研究・学芸員
石井頼子さんのお話より
「俯瞰して全体を見た時に、どうしたら一番バランスがよく見えるか、
考えに考え、どこか一か所バランスを崩すことで、
新たなリズム感を生み出すべく、熟考を重ね続けたのです。」
完全でないところに新たなリズムが生まれる。しかしそれは熟考の結果。深い。
完璧でないから魅力がある、そういうことも
あるなぁと思いました。
これでいい、と生涯満足することなく作品を作り続けたと言われる
棟方志功。
完成を求めないのではなく、憧れ求めるけれど
一つとして完成することはない。
完成すると作品の中のじぶんがなくなると過去におっしゃっているそうです。
様々な思いのもと数々の魅力あるものを残していかれたんだなぁと
思います。