2019/02/28
致知2016年12月号の感想(投稿者:マイケル竹若)
マイケル竹若です
致知
2016年12月号の感想です
脳トレの川島隆太さんと、声に出して読みたい日本語の斎藤孝さんの対談の記事(P22からP31)
が気になりました。
対談のテーマは「素読のすすめ」です
素読は、みんなで文学や古典を音読することです。
素読をすると脳が能動的になり、記憶力・思考力が深くなるそうです。
わたしが気になった点は、みんなで音読をすると、眉間のあたりにある脳の背内側前頭前野が刺激され
参加している生徒の脳波が同期する、そうして、心が同期すると学習効果が高まるそうです。
高校生の時、デッサンの授業でこういう感覚を感じたことがあります。
個人個人で作業をして、協調・協力してはないけれど、同じ空間で真剣に何かに取り組む
そこで、ゆるい連帯感を感じたことがあります。
体育会系のような、義務的に協調・協力する、堅苦しい連帯感や
満員電車や待合室の、お互いの存在を消しあう殺伐とした空気感では感じることのできない
心地よさを感じたことがあります。
その時に感じた、ゆるい連帯感と素読をして脳が刺激された時と似ているのではと思いました。
社会人になってそんなゆるい連帯感を感じることはありませんでした。
でも最近、音楽のコンサートに初めて行って高校生の時に感じたゆるい連帯感を得ることができました。
赤の他人同士なのに、同じアーティスに声援を送る。不思議な感覚でした。
話を戻して、対談ではデジタルツール・スマホ・SNSなどで深く思考する機会が
奪われていると警鐘を鳴らしていました。SNSが記憶力・学習能力を低めるそうです。
少し極端な論調であると思いますが、現代人がデジタルツールに頼り切った生活を送っている
のでそのくらい強い口調で言わなければ伝わらないのでしょう。
脳科学がもう少し日常生活に浸透して、生きにくい世の中を変えて欲しいと思いました。
マイケル竹若でした。