2019/02/25
【現在進行形】作業の簡略化に挑む(もけけ)
椅子の座る部分の下には「ねこ」や「座受」と呼ばれる部品が付いていることがあるのですが、その取り付け場所によっては加工に手間がかかったり固定のためのプレスで傷がついてしまったりすることがあり、加工の仕方を変える必要性を感じることがあります。
今回は椅子の後ろ側に着く部品を取り付ける際に目印とする下穴について考えてみました。
以前は機械のプレスで固定し、機械によって穴を切削していたのですが、使用する樹種が柔らかいためプレスで傷がついたり角が潰れたりすることがありました。
そこで、下穴を機械ではなく治具によってつける方法を試してみました。
板に下穴のピッチで穴を開け、ダボマーカーという棘のついた金物をはめ込んで治具を作りました。
治具を使って下穴をつけた後、実際に座受を取り付けてみて確認。
やってみた感想としては「早く綺麗に作業できるが、精度に改善の余地あり」といったところでした。初めから上手くいくとは思っていませんので、試行錯誤を繰り返してベストの方法を見つけられたらと思います。
Writer:もけけ