2018/12/31
致知2018年2月号(投稿者:マイケル竹若)
ペンネーム、マイケル竹若です
致知2018年2月号のインタビュー
ジャパネット高田の創業者で
J1昇格した長崎のサッカーチーム
V・ファーレン長崎社長高田明さんと
経営コンサルタント神田昌典さん
との対談記事の感想です。
記事の内容は
2人が経験した事から得た
経営哲学を語り合う内容です。
興味深い点は、高田さんが
通販の社長から、Jリーグのサッカーチームの社長
と全く違う業種で活躍できているのはなぜか
という点です。
扱う商品が変わっても人は変わらない
人は痛みから逃れたい
より多くの喜びを得たい
この2点はいつの時代も変わらない。
痛みを和らげ幸せの方向に転化
人の痛みを理解する能力があれば
どのような商売でも成功できる。
という話題が興味深かったです。
神田昌典さんは著書
「2022-これから10年、活躍できる人の条件」
という新書を購入していたので
神田さんを知っていました。
2012年発売の新書で
過去の歴史から今後10年
日本の転換点をとらえようという本です。
神田さんは外務省勤務、ニューヨーク大学でMBA取得
アメリカの家電メーカー代表を経て経営コンサルタント
作家として活動されている方です。
神田さんは2010年46歳の時に癌を患いました。
指の爪にできる癌。
ドアに指を挟んで怪我をした
事がきっかけだそうです。
癌になり、これからの時代を考える事が多くなり
「2022-これから10年、活躍できる人の条件」
という本を書いたそうです。
内容は日本社会は70年周期で転換点を迎え
同じ事をループしているという分析です。
周期は国によって違うそうですが歴史を見ると
日本は70年周期だそうです。
求められる職業も70年を4分割し
志能公商が繰り返されている。
志 創造者
能 実務者
公 管理者
商 放浪者
それは、既存の価値観がゼロになる
転換を迎え約70年かけ再構築。
またゼロになる転換を迎え
新たな70年を繰り返すというのです。
1877年の明治維新
1945年の原爆投下
そして今。
新たな70年の始まりを迎えています。
いま日本の経済は内政、海外情勢共に
問題を抱え危機に面しています。
日本人は欧米人に比べ
目に見える危機や課題に対しては一致団結して
克服する能力は高いですが
先を見通して課題に備える能力は極端に低いです。
実際、私が働いている会社でも
明日の仕事の段取りを話し合おうとしても
まともに取り合う人はほぼいません。
(単に私が社員の方々に嫌われているだけかもしれませんが。)
かくいう私自身も備える事は苦手です。
必ず来るといわれる東南海沖地震
介護問題、東京五輪後の不景気。
北朝鮮崩壊、中国の侵攻。
など備える課題は山積しています。
こういった課題を意識しながら日々を
過ごしていかなければと思いました。
以上