2018/07/13
致知 感想(もけけ)
あなたは神を信じますか?
……というととてつもなくクサい問いに見えますね。まるで宗教勧誘です。
と、いうのは始めに言っておくと私自身あまり神や死後の世界を信じていないのでそういう見方になるのですが、そうでない人には愚問に思えるでしょう。とにかく実際に存在するかはともかくとして、この問いに対する答えは「はい」か「いいえ」に分かれるはずです。そしてそのどちらが正しい訳でもないと思います。
致知で紹介されている小説「侍」の主人公である支倉常長は慶長遣欧使節の1人であり、洗礼を受けてクリスチャンとなった侍です。もともと洗礼を受けたのはスペインとの交易の交渉を進めやすくすることが目的でしたが、彼は現地で苦労するうちに心からキリスト教を信仰するようになりました。
宗教というのはある種、心の拠り所だと私は思っています。宗教……においては今のところ私は無関心ですが、無条件に信じられるものがあるということは幸せなことなのだろうと思います。支倉常長も多くの人間に裏切られる中でキリストだけが裏切らないものだと信じるようになっています。
範囲を広げれば、心の拠り所は人によって家族や友人、あるいはお金や思い出など、本当に様々だと言えます。言い方を変えれば、私たちは宗教に限らず何かを信仰していると言っても過言ではないと考えているのです。
始めに神を信じるかどうかという問いを書きましたが、宗教の部分を家族やお金に変えても「はい」か「いいえ」かは分かれるはずです。それはその人それぞれに歩いてきた過去があって、独自に得た人生訓のようなものが出来上がっているからです。そしてそれが他人に危害を加えない限りは自由であって他人がとやかくいうべきでない、と私は思います。だからどちらが正しい訳でもないと書きました。
宗教に関する話題って本当に難しいなと思います。固いお話苦手なのでここまでにします!暑いので本当に熱中症に気をつけてください!
Writer:もけけ