2018/06/30
木工家ウイーク(投稿者:マイケル竹若)
ブログネーム、マイケル竹若です
名古屋で開催されていた
木工家ウイークを見に行きました。
普段使っていない栗の木を使ったいすや
アウトドアで使う折りたたみの机が
展示されていました。
栗の木の木目は一見タモに
にてるのですが
圧倒的に栗の木のほうが軽いです。
折りたたみの机は天板が巻きすのように
巻き取れて組み立てるときは
巻きすに直行するように
幕板に対応する板を脚で固定する
アイデア商品でした。
また講演会も開催されていました。
大学で哲学を専攻して
マーケティングの仕事をしていた人や
建築学科を卒業して、木工のおもちゃ
の販売店でアルバイトした後、海外の有名な
家具ブランドの日本支店に転職。
仕事の傍ら名作家具の模写製作をしていた人など
木工家になるまで紆余曲折な人生を
歩んで来られた方々でした。
共通していたのは、静かな情熱を持っている
方々だった点です。
どなたもメーカーとして木工をやるのか
作家として木工をやるのかその狭間で
ジレンマを抱えていました。
今は椅子を作るというモノの消費者より
木製品に触れ合う文化としてのコトの消費を
考えている方々ばかりでした。
富士山の麓で木工のテーマパークの様な
施設を計画している方もいました。
それはアメリカの家具交流会での経験が元になって
計画されたものでした。
アメリカの交流会では日本のように偉い人が一方的に
自分の経験や考えを話すのではなく
若い学生のアイデアや意見を聞き意見交換する
という上下関係なく知を共有するものだと言います。
日本でも年齢や性別、学歴など関係なく
知を共有化してよりよい社会を築ければなと
思いました。
以上。