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2018/12/31

3DCADの研修(投稿者:マイケル竹若)

 

ブログネーム、マイケル竹若です。
先日3DCADの研修に参加しました。
デザイン向けのCADで
コマンドの履歴が残る
仕様ツリーが無い
機械設計に使用される
ものと比べて簡易的なCADですが
なかなか難しものです。
重要なポイントは2つ有ります。
一つは元となる2次元の図面
ベクトルデータが辻褄合うように
描けるかどうか。
二つ目はモデリングする手順です。
大きな塊から削り取ってモデリングする感覚で
大きなRから小さなRを取る手順を守る事です。
このセンスは実際に手を使ってものを作る感覚に
近いと思いました。
今、モノ作りの現場ではどこも自動化が
進んでいます。
加工機それを動かすための3DCADデータ。
職人技がどんどん要らなくなると思われていましたが。
むしろそのノウハウは自動化が進むに連れて
必要不可欠なノウハウだと研修を通じて感じました。
私の以前の夢は自動車のデザイナーになる事でした。
デザインのプロセスで実寸大の模型を作って
意匠確認をするプロセスがあります。
自動車は他の工業製品に比べて大きな製品で
嗜好性が高いプロダクトです。
なのでその意匠確認が何度も行われます
(最近はコスト低減の為、3DCADの画像を

大きなスクリーンに実寸投影したり

VRを使って実寸台の模型は作らない
傾向があるようです。)
その模型にはインダストリアルクレイと言う
樹脂粘土が使われます。
(50℃位に暖めると、柔らかくなり
常温になると固まる特殊な粘土です。)
その粘土模型を作る職業をクレイモデラーと
言うのですが
ドイツの自動車メーカーでは3DCADのモデラーで
入社した社員にしばらくは粘土を使っての模型造りに
従事させるそうです。
(10年以上前の情報なので現在はどうかわかりませんが)
塊から面を削り出すノウハウは手を使わないと
養わられないのでしょう。
逆にベテランのクレイモデラーが3DCADを使うそうです。
研修現場でも面の特性を捉えた模型と
意匠だけを見た模型を見比べる機会が有りました。
ウレタンフォームの背と座一体の椅子で背から座にかけて
面取りがされているデザインでした。
面の特性が取れた模型は一定の間隔で
面の特性が取れてない模型は間隔が
狭くなったり広くなったりマチマチでした。
それは手を使って模型を作らないと
分からない感覚では無いかと感じました。
椅子造りにおいても面をどこで取るか加工のしやすさが
変わります。
デジタルとアナログの横断がこれからのモノ作りにおいて
重要になるのではと思いました。

 

以上。

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